日常

日常

故郷に錦と税金と

 ふるさと納税の期限が迫っている。そろそろどこに寄付をするかを決めなくてはならない。だけど何だか気が重いところもある。どこか品性に欠ける気がするのだ。  ふるさと納税というのは、地方間の税収格差を是正するために始まった、自分の居住地...
日常

考。ショック選挙報

 衆議院選挙から明けて一夜。結果についてアレコレ語るつもりはない。ただ、私は選挙というものが苦手だ。勿論、選挙が行われるとなれば各政党のマニュフェストは一通り目を通すし、必ず投票に行く。だが、選挙が苦手だ。選挙は悲しい。  選挙は競...
日常

ニッポンの未来は

 今日は衆議院選挙の当日だ。これを書いている現在は既に投票は終わり、開票中である。これからの日本がどうなっていくのか。その方向性が決まっていく大切なイベントである。この一大イベントのためか、渋谷は仮装をした若者で溢れかえっているようだ。日...
日常

ハロー!ウィーン!

ハッピーハロウィーン!  明日はいよいよハロウィーンだ。コロナもようやく一段落した。今年こそ、思いっきりハローをウィーンしたい。しかし、テンションが上がってきたところで、ふと我に帰る。ハロウィーンとは、一体何をどうするイベントだろう...
心理学

ポケモンとハムレットの苦悩

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」  人は悩み多き生き物だ。これはかの有名なシェイクスピア、ハムレットの名台詞である。「死ぬべきか」という翻訳が強烈だが、ここで言う「死」と言うのは命を断つことではない。これまでの生き方を捨て...
日常

大谷ショータイム

 大谷翔平がホームランを打つ。会場が沸く。翔平がベースを一つ一つ踏みしめながらホームに戻ってくる。興奮したチームメイトがハイタッチを求める。実況者の興奮した声が聞こえる。そしてまた、翔平がホームランを打つ。会場が沸く。もう30分程経っただ...
日常

セキュアベースカフェ

 残業が終わって帰路に着く。エネルギーはもうない。抜け殻のような身体を電車に預け、今朝意気揚々と車両に乗り込んだ場所まで連れ戻される。この辺りからいつもあまり記憶がない。帰巣本能のままに、足が家に向かって動く。トヨタも驚愕の自動運転である...
日常

理不尽な喪失

 電車の中にヒラリヒラリと蛾が1匹。何処からか乗り込んできたようだ。乗客達は、無賃乗車をしていることが許せないのか、蛾からは距離を取り、近寄ってくると追い払ったりしていた。蛾はヒラリヒラリと電球の周りを飛び回っては、時折乗客に近づき、手で...
日常

米騒動とメンタライジング

 どうしても思った通りにならない。人生そんなもんだ、なんて簡単には諦められないものである。  ジュワ~ン。調味料と食材が熱々のフライパンの上で混ざり合う音がする。それぞれの下ごしらえを乗り越え、一堂に会する、熱い展開だ。料理をしてい...
日常

対等な上下関係

 電車に乗る。秋の穏やかな夕日が窓から差し込み、手元にひらいた小説の文字が心地よく光る。気持ちが良いけれど、どこか寂しさを感じるような、昼と夜の間をつなぐ繊細な時間だ。そんな贅沢なひとときは、乗り込んできた10人前後の男子高校生の集団によ...
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