ホッとヨガの安心感

日常

 6時10分に目覚ましが鳴り響く。10分程度のヨガで体を伸ばし、シャワーを浴びて朝食を取る。コーヒーを飲みながら5分間ボーッと過ごしたら、歯を磨いて服を着替える。7時20分、マスクを装着して出勤する。以上、地球上の誰も興味のないであろう私のモーニングルーティンである。これを毎日繰り返して生活を営む。

 同じことは安心だ。同じことが同じように繰り返されることで、私たちは安心感を得る。アンパンマンはどんなに弱っても新しい顔が飛んでくるし、ドラえもんは如何なる時でものび太くんの味方だ。いつでも同じだからこそ、子ども達も安心してみていられる。アンパンマンの顔が濡れたままでバイキンマンにメタメタにやられて終わったら、子どもは安心な日常を壊され、途端にパニックになってしまう。

 新しいことにチャレンジしようと思う時、私たちは勇気を試される。どうしても一歩踏み出す事ができず結局いつも同じことの繰り返し、と無力感で一杯になり落ち込んでしまうことも多い。そんな時、いつもと同じことが安心感を生むことを思い出したい。同じことを繰り返してしまう時には安心感が不足している。あの筋骨隆々なラグビーの五郎丸選手ですら、試合中にルーティンを行い安心感と集中力を取り戻している。チャレンジの前には土台となる安心感が必要だ。同じことを繰り返して安心感を得ることはとても大切なことなのである。

 虐待を受けた子ども達の支援には、この日常の繰り返しによる安心感の獲得がとても大切なのだが、そのことについて書き始めると長くなってしまうので、また別の機会に書こうと思う。

 今日は土曜日なのでルーティンをぶち壊してゆったりと過ごしている。休日は安心感に満ちている。新しいことにチャレンジしたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました