考。ショック選挙報

日常

 衆議院選挙から明けて一夜。結果についてアレコレ語るつもりはない。ただ、私は選挙というものが苦手だ。勿論、選挙が行われるとなれば各政党のマニュフェストは一通り目を通すし、必ず投票に行く。だが、選挙が苦手だ。選挙は悲しい。

 選挙は競争だ。誰かが勝てば誰かが負ける。負けた人のことを思うと、とても悲しい気持ちになる。AKBの総選挙ですら、私は見ていられなかった。悲しい。

 選挙の候補者というのは、それぞれ様々な思想や理念を持っている。信念といっても良い。それは少なからず国民1人1人が持っているものだろうが、わざわざ立候補して国会議員になろうとしている方々だ、その信念は強いはずである。

 選挙に負けるということは、その人の大切にしている信念が、有権者から認められなかったということである。それはどんなに傷つくことだろうか。勿論、国民は選ぶ権利があるし、選ばれるような政策(信念)を提示できなかったことが要因なので、仕方のないことではある。仕方のないことであるが、選挙に負ける人を見るのは悲しい。

 これはスポーツで負けるのとは訳が違う。と思う。スポーツで試されるのは、その人のスポーツ選手としての一面だけである(それでも大きなことだが)。選挙で試される信念は、その人の生き方、在り方でもある。それを、これだけ多数の人に否定される感覚になるというのは(厳密には否定されている訳ではないが)、苦しいだろうなと思う。個人名は挙げないが、様々な政党の落選した方々のコメントを聞いていると、悲しい気持ちになってくる。

 とはいえ、そんな同情は大きなお世話であろう。立候補する方々は、そんなことは覚悟の上だ。それを覚悟で、自分の信念を必死に表現し続けた全ての候補者に、敬意を表したいと思う。当選された方は、是非それぞれの信念を形にしていって欲しい。そして、私情であるが、できればこれからの子ども達の暮らしをよくしてほしい。

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