男子トイレが苦手だ
トイレの話をする。汚い話が苦手な方は『戻る』ボタンを押して、Googleの画像検索で『モルディブ』を検索して欲しい。行ったことはないけれど、モルディブの海は美しいはずだから。
男子トイレが苦手だ。私はおじさんと呼ばれる歳でもないが、男子と呼ばれるほど活発ではない。そういう微妙なお年頃であるが、少なくとも男ではある。にもかかわらず、男子トイレが苦手である。
男子トイレの立ち便器が苦手だ。女性の方もドラマなどで観たことがあるかもしれない。男子トイレでは横一列に並んで、一斉に(厳密には各々のタイミングで)用を足す。ところが私は、隣に人がいると緊張してしまい、用が足せない。
私からすれば、すぐ隣に人が立っている状況で平然と用が足せる人の方がどうかしていると思っている。隣の人が立ち去るまで出ない。立ち去った瞬間、出る。コントロールしているわけではない。不随意の体の反応である。人体の不思議と生命の神秘を感じる。
たまに、私と同じタイプの人と出会う。二人並んで立つが、二人とも出ない。気まずい。出さなきゃと思えば思うほど、出ない。だが、ここで立ち去るのは何かに負けたような気がして悔しい。膠着状態が続く。
緊張に耐えられなくなった相手が、まるで用を足し終えたかのような演技をして去っていく。勝った。そう思った瞬間、出る。生命の神秘だ。
出るだの出ないだの、汚い話ばかりで申し訳ない。Yahooの画像検索で『ベッキー』と検索してみて欲しい。会ったことはないけれど、ベッキーの心は美しいはずだから。
男子トイレが苦手だ
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