過ぎたるは及ばざるが如し

日常

多いことは豊かさだろうか。

 金曜日は休日への入口だ。輝いている。仕事にも精が出るし、タクシーもすぐ捕まる。

 土日は幸せな休日だ。この日のために生きている、と言ったら過言だ。仕事も楽しい。

 月曜日は休日の終わり、平日の始まり。憂鬱だ。水曜日は週の真ん中、チェックポイント感がある。

 曜日の個性が薄すぎる。全て休日との位置関係によって特徴付けられているだけだ。その証拠に、年末年始に1週間休んだだけでも曜日感覚なんて概念は消失してしまう。

 火曜と木曜は順番を入れ替えたって構わないくらい無個性である。木水火でも一向に構わない。強いて言えば「月火水木金土日」と言う時に「月木水火金土日」と言わなければならないのが少しややこしいくらいだ。語呂が悪い。というかそもそも「月火水木金土日」と言う時なんてものは人生には存在しないので、こんなデメリットは瑣末なものである。

 そもそも、こんなにたくさんの曜日が必要だろうか。四季は春夏秋冬それぞれに個性があるしキャラが立っている。4つくらいがちょうど良い。これ以上無理に増やすと個性が薄くなる。曜日ももう少し減らしたい。

 火曜と木曜は思い切って減らして、「月水金土日」にするのはどうだろうか。週の初めの「月」、週の中間「水」、週の終わりの「金」、休日の「土」「日」。これくらいがちょうど良いのではないか。嵐も5人だ。SMAPだって6では多いから5人になったはずだ。NEWSは少し減らしすぎたかもしれない。

 土曜と日曜はキャラが被っているような気がするが、休日が減ってしまったら困るので目を瞑る。

 多いことが必ずしも豊かとは限らない。厳選して大切なものを選択していく。それが豊かさにつながっていくこともある。ミニマリストという生き方もある。情報や物に溢れた現代社会で、必要なものだけをいかに選択していくか。そうした力が求められる。

 KAT-TUNは少し減らしすぎたかもしれない。

 

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